「ノーザンアークリゾートスキー場」(北見市端野町二区)が12月20日、今シーズンの営業を始めた。オープン直後はペアリフトのみの運行だったが、降雪状況とゲレンデ整備が進んだことにより、12月27日からは全3コースで「全面オープン(グランドオープン)」している。
同スキー場は、北見市街地から車で約20分の好立地にあり、初心者やファミリー層を中心に親しまれている。コースは最長約1000メートルで、平均斜度10度の緩やかな「リフトコース」から、最大斜度25度の中・上級者向けの「ホルンコース」まで計3コースを完備。全コースでスノーボードの滑走が可能となっており、そり専用コースも用意しているため、「小さな子ども連れの家族も安心して楽しむことができる」とという。
チケット・レンタルマネジャーの三浦さんによると、「例年12月は人工降雪機のみで営業することも多いが、今年は月中旬という早い段階で天然雪に恵まれた」と振り返る。オープン直後は気温の上昇や雨に見舞われる場面もあったが、現在は夜間の冷え込みを利用した降雪作業により、着々とゲレンデコンディションを整えている。
1日券の料金は、大人=4,000円、小学生=3,000円。4時間券(大人3,400円、子ども2,500円)などの短時間設定や、10枚つづりの回数券も用意する。併せて、スキー・スノーボードセットやウェアの貸し出しも行っているため、手ぶらでも来場できる。
今シーズンは、年明けからファミリー向けのイベントにも力を入れる。雪山での「宝探し」や「お菓子のつかみ取り」など、「子どもたちを喜ばせる」企画を随時開く予定。1月9日からは金曜・土曜・祝前日を中心に、21時までのナイター営業も始め、仕事帰りや学校帰りの需要にも応える。
かつては年間10万人以上の来場を誇った時期もあった同スキー場だが、現在は地域に根ざした「滑りやすさ」と「アットホームさ」を大切にしている。三浦さんは「昨シーズンは延べ約2万5000人に利用いただいた。地元の北見市や隣接する津別町はもちろん、交流のある千葉県船橋市など遠方の方も含め、多くの人に北見の冬を楽しんでほしい」と期待を寄せる。
営業時間は9時~17時(ナイター実施日は21時まで)。今シーズンの営業は3月22日までを予定(積雪状況により変動あり)。