北見の書店「コーチャンフォー」(北見市並木町)で8月12日、北見周辺の企業22社の食品を集めた「きたみ×マルシェ」が始まった。主催は北見市地場産品高付加価値化推進委員会。
同委員会は市内の農協や経済団体、研究機関から成る任意団体。イベントは地場産品の高付加価値化や販路開拓に向けた取り組みの一つで、「地元の人に北見の企業が販売しているおいしい商品を知ってほしい」という思いから、地場産品を活用した商品開発を行うリラィアブル(釧路市)協力の下、コーチャンフォーの売り場の一部を借りて開く。
昨年に続き2回目の開催となる今回は、前回より5社多い22社が出店。北見銘菓として知られるハッカ風味の豆菓子「昭月ハッカ樹氷」やロングセラー商品「ハッカ飴(あめ)」などの他、北海道産エゾシカ肉を使ったキャンプ向け缶詰「熟成エゾ鹿肉の缶詰」、ふるさと納税の返礼品にもなっている「テーブルダブリューのレモンペースト」、「KITAMI HONEY NUTS(キタミハニーナッツ)」などの商品を取り扱う。
「昨年一番好評だったのは『炭火焼肉・紅や』の『熟成みそだれ』」と話すのは事務局の高橋慶考さん。「北見焼き肉のタレでは珍しい常温タイプ。値段も手頃なのでバーベキューやおうち焼き肉で使ってもらえたら」とも。
コーチャンフォーのマネジャーの藤川将平さんは北見産タマネギとオホーツク産ホタテを使った「濃厚ほたてと玉ねぎカレー」が「お薦め」だという。「転勤で北見に赴任して、この街の良さをたくさん知った。当イベントが市民の皆さまの『おいしい再発見』につながれば」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~21時。9月30日まで。