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北見のフリースクールが進路説明会 下宿付き地方校、通信制高校など紹介

松原正彦さん

松原正彦さん

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 北見のフリースクール「フリースクール22」(北見市とん田東町)が8月21日、認定こども園北見北光幼稚園(錦町)で中学生・高校生とその保護者向けに不登校進路説明会を開く。

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 当日は、北星学園余市高校(余市郡)のような下宿付き地方校、通信制高校、地元の受け入れ校などについて、子どもを進学させた経験のある保護者が各校の特徴やメリットを説明する。参加費は300円(資料代)。

 説明会を企画したのは同スクール代表の松原正彦さん。札幌出身。北海道教育大学旭川校を卒業後、小・中学生を対象にした学習塾で10年間講師を勤める。その後、縁があり北見に転居して児童館の職員に転職。同時期、ボランティアの学習支援で不登校の子どもたちと接したことをきっかけに「地域の子どもたちがみんな楽しく過ごせる場所が作りたい」という思いが強くなり、退職後、保育士の資格を取得。2019年に市民活動団体「北見子どもの居場所作り隊」を創設し、翌年、不登校の子どもを受け入れる「MASAOHOUSE(マサオハウス)」の活動を始めた。

 「子どもの居場所づくりは順調だったが、今年1月に凍結で水道管が破損してしまい、修理で維持費が赤字になってしまった」と松原さん。「この機会に2階が住居、1階がスリースペースや地域交流の拠点となる広い物件に移転して活動を拡充できたら」と目標額を200万円に設定してクラウドファンディングに挑戦。2カ月後、約234万円の支援を受けてプロジェクトを達成し、6月22日に同スクールをオープンした。

 「今まではフリースペースの開放が主な活動だったので、説明会を行うのは今回が初」と松原さん。「選択肢が無い中で決めた学校に嫌々通うのでなく、各学校の特徴を知って、自分で選んだ学校に前向きな気持ちで通ってもらえたら」と笑顔を見せる。

 開催時間は14時~。定員は20人。事前予約制で申し込みフォームまたはメールで受け付ける。

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