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北見に「十人十色の想縁葬儀社」 一軒家を改装した専用ホールを用意

目黒伸矢社長

目黒伸矢社長

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 北見の葬儀社「十人十色の想縁(そうえん)葬儀社」(北見市上ところ、TEL.0157-57-1194)が9月で1周年を迎えた。

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 家族葬に特化した同葬儀社。故人の自宅で葬儀をあげる「自宅葬」や、通夜・告別式を行わずに直接火葬場で故人を見送る「火葬式」など、家族の事情に合わせたプランを提案する。

 「かしこまらず、自宅のような雰囲気の中で故人と別れの時間を過ごしてほしい」という思いから、葬儀場には一軒家をリフォームした家族葬ホール「桜」(上ところ)を用意している。

 「形式や固定観念にとらわれず、『亡くなった方に対して家族がどうしてあげたいのか』を大事にした葬儀を提案したい」と話すのは社長の目黒伸矢さん。目黒さんは北見市出身。2014(平成26)年から北見の葬儀社に勤める。葬祭業に携わる中でコロナ禍を経験し、遺族の金銭的・精神的な負担が増えていると感じる機会が多くなり、「お客さまのニーズに一歩踏み込んだ葬儀を提案したい」という思いが強くなる。そうした中で知人から「自分で葬祭業を始めてみないか」と打診を受け、昨年9月25日に創業した。

 「家族だけで静かに過ごしたいなど、遺族が故人のために『本当にしたいこと』を尊重して寄り添いたい」と目黒さん。「葬儀料や葬儀の内容だけでなく『法要とは何なのか』『そもそも葬儀とは何のためにやるのか』など、不安や疑問に思ったことがあったら何でも相談してほしい」と話す。「故人との別れの時間を大切に過ごしてもらえたら」とも。

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