北見神社(北見市北2条東6)で2月3日、3年ぶりに「節分祭厄年祓(はら)い式」が行われた。
同神社ではこの行事を2年前からコロナ禍により自粛していたが、ワクチン接種が広くいきわたりコロナ感染者数もピークを過ぎて減少していること、屋外での開催ということもあり、今年は3年ぶりに再開した。
当日は社務所の2階から、祭典委員長の戸田龍一さんや北見青年会議所の三役と卒業予定者の総勢10人が「鬼は外、福は内」のかけ声とともに豆まきを行った。まいたものは2種類あり、邪気を払う「福まめ」には煎り豆と北見産のハッカ豆、元気をつける「力もち」には紅白餅を入れ、それぞれ500個ずつまいた。
豆をまいた北見青年会議所の小西悠斗さんは「貴重な体験ができた。コロナでできなかったが、みんな笑顔で良かった」と話し、宮司の村井一介さんは「2年間できずに待ちわびていた。大勢集まってくれて、たくさんの笑顔が見られてうれしかった。伝統行事はなくならないように守っていきたい」と話す。