北見の市民会館(北見市常盤町2)で2月23日、ワークショップ「バイオリンにさわっちゃオ!」が開かれた。
同市の生涯学習セミナー「『アート』ってナンダ!? ~キタミ de キク・ツクル・シッテミル~」の一環。3歳~小学生を対象とした午前の部3回、中学生以上を対象とした午後の部2回の計5回行い、約60人がバイオリンの演奏を体験した。
講師は神奈川県横浜市出身の柴恵さん。2016(平成28)年から青年海外協力隊でコロンビアに駐在し、バイオリン・ビオラの指導員として活動。帰国後、「寒い地域で暮らしてみたい」と北見市が募集していた「地域おこし協力隊」に応募し、3年の任期を終えた後も同市で音楽家・指導者として活動している。
ワークショップに参加した藤原宏章さんは「バイオリンを演奏するのは初めてだったが、思ったより簡単に良い音が出て楽しかった」と笑顔を見せる。
「ワークショップを通じて、市民の皆さんが縁遠いと思っているバイオリンに親しんでもらえたら」と柴さん。「今後も引き続き、バイオリン・ビオラに興味を持ってもらえるような活動をしていきたい。コンサートホールで演奏するだけでなく、居酒屋のような場所に出向いて演奏することで、気軽にクラシック音楽を楽しんでもらえたら」とも。