謎解きイベント「ミステリートレイン2023」が7月15日から、北見~美幌駅で開かれる。主催は北見市鉄道活性化協議会。
JR石北本線の利用促進・維持存続のために企画した同イベント。北見駅のみどりの窓口で切符を購入すると、パンフレット・乗車証明書・ボールペンがセットになった「参加キット」が受け取れる。参加キットは小学生向けの「初級コース」と小学校高学年以上向けの「上級コース」の2種類を用意する。
収録するクイズは、北海道北見北斗高校の「クイズ研究会」が作成したオリジナル問題。列車で北見駅から美幌駅に向かい、美幌駅周辺の約1キロ(初級コースは約500メートル)を散策することでクイズのヒントが得られる。終了後、北見駅に設置された応募箱にクイズのキーワードを記載した解答用紙を投函すると、景品が当たる抽選に応募できる。
今年で3回目となる同イベント。初年度の2021年と2022年には初級コースを北見~端野駅で、上級コースを北見~留辺蘂(るべしべ)駅で行ったが、参加者から「他の駅でも開催してほしい」という要望が寄せられたこともあり、今年は舞台を美幌駅に変更した。
北見市企画財政部地域振興課係長の加藤耕平さんは「普段なじみがない人が列車に乗ることで、列車の魅力発見やマイレール意識の向上につながれば」と話す。「決められたルートや制限時間はないので、各自で熱中症対策をしながら自由に楽しんでほしい」とも。
同課の藤原凜香さんは「昨年より発見型の問題を増やしている。上級編は大人でも楽しめる問題になっているので、ぜひ参加して夏の思い出をつくってもらえたら」と参加を呼びかける。
参加無料(往復の切符代は各自負担)。定員は初級・上級コース共に先着200人。8月13日まで。