オホーツク管内の児童が制作木工作品を集めた「第36回オホーツク児童木工作品コンクール」作品展が2月11日、オホーツク木のプラザ(北見市泉町1)特設展示室で始まった。
同コンクールは地域で生産される木材を地域で消費する地材地消の活性化や、木育の推進を目的としてオホーツク森林産業振興協会が2004(平成16)年に始めた取り組み。年2回、夏休みと冬休みを制作期間としてオホーツク管内の児童から作品を募集している。36回目の今回は24校の小学校から309点の木工作品が寄せられた。
大賞を受賞したのは網走市立潮見小学校3年、佐藤由芽さんの「どんぐりツリー」。4本の流木の上にドングリと松ぼっくりで作ったキャラクターをにぎやかに飾る。
審査員を務めた同協会の近田卓さんは「毎年ユニークで元気な作品が多数寄せられる。審査の際に重視するポイントは、作品のオリジナリティーや木材の特性を生かした使い方、加工の丁寧さなど」と話す。
「オホーツク地方には、この施設を含め10カ所の木育施設がある。全国的に見ても木育が盛んな地域。子どもの頃から木を身近に使っていくことで、人と森林との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育んでほしい」とも。
開館時間は9時30分~16時30分。入場無料。今月27日まで。