北見市内を中心とした大学・専門学校の4校で10月7日~11日 、野菜の無料配布会が順次開かれた。
主催は総合リサイクルショック「こだわりや」(北見市西富町2)。同店では以前から「シングルマザーや困っている人の助けになれば」とイベントの一環として店舗で野菜を無料配布していたが、「アルバイトなどで忙しい学生向けに野菜を配布することで、少しでも学業に専念する時間を作ってもらえたら」と3年前、一人暮らしの学生向けに出張配布イベントを始めた。
3回目となる今回は大空町産のタマネギと訓子府町産のジャガイモを計2トン以上用意。北見工業大学、栗原学園、北見医師会看護専門学校、東京農業大学 北海道オホーツクキャンパスの4校で希望者1人につき2キロの野菜を計1000人以上に配布した。
10月11日に開かれた栗原学園での配布会には50人分の野菜を用意。放課後、学内の食堂で在学生や留学生に配布した。市外から通学している2年生の平野友菜さんは「北見はいろいろな食べ物がおいしい。もらったタマネギとジャガイモはカレーや肉じゃがにする予定」と話していた。
「こだわりや」を経営する「むらた」の村田貢範社長は「地場産野菜を配布しているので、地元を離れて北見に来ている学生に北見市やオホーツク地域をもっと好きになってもらえたら」と話す。「回を重ねるごとに参加人数が増えている。今後は市内の全ての大学・専門学校で配布会を開催できるよう企業努力していきたい」と意気込む。
日本赤十字北海道看護大学でも11月7日に配布を予定する。