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北見駅前商店街のオフィスでフリマイベント 古着を通じて人がつながる場に

イベントで「店長」を務める屈橋毬花さん

イベントで「店長」を務める屈橋毬花さん

 古着フリマイベント「gokko(ゴッコ) おかわり」が3月20日~22日の3日間、北見駅前商店街にあるデザイン事務所「DEAR GRAM(ディアグラム)」(北見市北2条西2)で開かれる。

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 「服と人がつながるコミュニティーイベント」として、ディアグラムのグラフィックデザイナー・萱場あすかさんとフリーライターの屈橋毬花さんが企画する同イベント。2月の初開催で反響があったことから、第2回の開催を決めた。

 ポップアップストアをイメージした会場には、「ラルフローレン」「カーハート」などのブランドものからノーブランドまで幅広く古着を用意。古着以外には、手編みの付け襟などのハンドメード商品も扱う。中心価格帯は3,000円~5,000円。

 穴や染みのある古着はイギリス発祥の衣類補修技術「ダーニング」を施している。「ただ穴をふさぐのではなく、色の付いた糸でかわいらしく補修することで、新しい価値が生まれる」と話すのは同イベントで「店長」を務める屈橋さん。「穴が空いたから捨てるのではなく、楽しみながら長く着ることができる。今回もダーニングや刺しゅうを施したものをいくつか用意しているので、ぜひ店頭で探してもらえたら」と来店を呼びかける。

 愛媛生まれ鹿児島育ちで、現在は北見でリモート会社員兼ライターとして活動する屈橋さん。幼い頃から、「両親だけでなく地域の方々に育てていただいた」という気持ちがあり、地元住民が楽しめる市民イベントやまちづくりに興味があったという。高校卒業後、「同じ黒潮文化圏で比較しやすく、地元に戻ってからの恩返しになる経験ができたら」と、当時移住希望地ランキング上位だった高知県内の大学に進学。卒業後、地元鹿児島にUターン就職した。

 初めてフリマイベントを企画したのは鹿児島時代の2022年6月。「若者が出会うきっかけになる場所を作りたいと思ったのが開催のきっかけ。当時、自分が納得できるセカンドリユース店が見つからなかったので、『人と服が巡る場になれば』と、閉校した小学校を会場にフリマイベントを開いた」と振り返る。その後は場所を変え、鹿児島県内で計4回のフリマイベントを開いている。

 2023年5月に美唄市へ、その後2024年6月に北見市へ移住した屈橋さん。「住めば都、行っても都」をモットーに、北見で何かできることはないかと考えていたとき、縁あって会場オーナーの萱場さんと知り合い、第1回の開催が決まった。

 今回新たに、運営メンバーに市内会社員のレオさんが加わった。北見に移住して約半年のレオさん。前回、客として来店したところ、初対面の屈橋さんらと意気投合。アパレルに興味があったこともあり、その場で参加を決めたという。屈橋さんは「前回はレディース商品が多かったが、今回はレオさんの加入でメンズ商品も充実している。メンズとレディースの割合は半々になっているので、家族や友達で気軽に来店してもらえたら」と話す。

 「『本気のお店屋さんごっこ』がしたいと思ったので、イベント名を『gokko』にした。商品を全て平置きせずラックや壁掛けにすることで、フリマだけどフリマに見せない店作りにこだわっている」と屈橋さん。「前回は用意した古着の半数が初日に売れてしまい、慌てて商品をかき集めた。『居心地の良い空間』『またやってほしい』などの声を頂いたことがモチベーションになった」と話す。

 屈橋さんは「古着販売で生計を立てるためではなく、イベントを通じて人のつながりを作るのが企画の目的。この思いは昔も今も変わらない」と話す。「今回は古着がテーマだが、今後は別のテーマでの開催も企画している。店の奥に腰を据えておしゃべりできる空間を設けているので、服が好きな人はもちろん、人と出会いたい、自分も何かしてみたいという思いを胸に秘めている人に来ていただき、気軽に思いを話せる場になれば」とも。

 開催時間は11時~17時。入場無料。

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