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美幌生まれの「ニンジン酵素エキス」 「いちのへや」がオンライン販売へ

一戸あゆみさん

一戸あゆみさん

 有機野菜の卸・販売を行う「いちのへや」(美幌町田中)が4月1日、美幌産有機ニンジンを100%使った酵素エキス「Caro(キャロ)」の販売を始める。

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 2020年に一戸あゆみさんが創業した同ブランド。当時、夫らが営む「一戸農場」の有機野菜は主に道外へ出荷していたが、「美幌で作られたおいしい野菜を地元の人にも届けたい」と一戸さんが一部を買い取り、販売を始めた。現在は、北見や遠軽、網走、美幌のスーパーなどへの卸売りをメインに事業を展開している。

 同農場では2000(平成12)年に有機JAS認証を取得。除草剤を使わず手作業や機械で草取りを行い、微生物の力を活用する「島本微生物農法」による土づくりで作物を栽培している。

 酵素エキスは一般的に、野菜や果物を糖分に漬け込んでエキスを抽出し、発酵させる飲料。同商品は、一戸農場産の有機ニンジンだけを使い、北海道産てんさい糖と国産レモン果汁のみを加えて製造する。

 開発・製造は、同農場の土作りにも関わる滋賀県の「島本微生物工業」に委託した。ニンジンをすりつぶさずにてんさい糖に漬け込んで発酵させる製法を採用したことで、「余計な不純物を含まない、澄んだ味わいが生まれる」という。一戸さんは「おいしいからこそ、白湯で10倍に割って飲んだり、ヨーグルトにかけたりして日常的に楽しんでほしい」と話す。

 一戸さんは「有機ニンジンだけで作った酵素エキスは珍しい。土作りから製造まで、最初から最後まで作り手の顔が見える商品作りにこだわった。有機ニンジンだからこそクセがなく飲める仕上がりになっている」と胸を張る。

 苫小牧市出身の一戸さんは、2007(平成19)年、結婚を機に美幌町へ移住するまで、ニンジンなどの野菜が苦手だったという。夫らが営む一戸農場の有機ニンジンのおいしさに衝撃を受け、子育てが一段落したタイミングで「このおいしさを地元の人に届けたい」と、地域の催しなどで少しずつ対面販売を始め、2020年に起業して「いちのへや」を立ち上げた。

 加工品の開発は今回が初。1年前から工場の担当者と話し合い、試行錯誤を重ねた。一戸さんは「野菜が収穫できない時期でも年中おいしさを伝えられるよう加工品に着目した。これまで有機野菜になじみがなかった方にも、おいしさを知ってもらうための『入り口』になれば」と期待する。

 「子育てが落ち着いて自分の時間ができた人たちに、自分を大切にして健康でいてほしいという思いを込めている」と一戸さん。「美幌町は気候が良く、子育てもしやすい大好きな町。ふるさと納税の返礼品にも登録したので、この商品をきっかけに、もっと美幌町を知ってもらえたら」と購入を呼びかける。

 容量は720ミリリットル。価格は5,940円。自社のオンラインショップで数量限定販売。

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