美幌町のコワーキングスペース「KITEN(キテン)」を含む滞在型施設群「美幌みどりの村」(美幌町字美禽)の指定管理者が4月1日、高知県須崎市に本社がある企業「パンクチュアル」に変わった。
新たな指定管理者は公募型プロポーザルにより選定され、2026年4月から同エリアを一体的に管理運営していく。
町の公表によると、対象となるのはキャンプ場や宿泊施設、移住相談拠点「KITEN」などを含む複合エリア。指定管理期間は2029年3月31日までの3年間。これまで施設ごとに運営していた機能を集約し、エリア全体での価値向上を図る。
KITENは移住促進や関係人口創出を目的に整備された施設で、コワーキングスペースとしての利用に加え、イベントや交流機能も担ってきた。
運営開始から約4年が経過し、町民認知が一定程度進んだことから、今後は企業利用やワーケーション需要の取り込み、ビジネスマッチング機能の強化へと軸足を移していく。
同町は今回の指定管理者選定に当たり、「事業計画や運営体制、地域活性化への寄与などを総合的に評価した」としている。新体制では、宿泊施設やキャンプ場との連携を強化し、観光とビジネス利用を組み合わせた滞在型拠点としての展開を進める。
背景には、女満別空港からのアクセスの良さを生かしたワーケーション需要の高まりがある。施設利用者の中には空港利用前後の短時間利用も多く、今後はこうした来訪者を地域ビジネスや移住施策、関係人口構築へつなげる導線づくりが課題となる。
同町総務部政策推進課の担当者は「施設単体ではなくエリア全体で魅力を高め、観光から関係人口、移住へとつなげたい」としている。
営業時間は9時~19時30分。水曜と年末年始休館。これまでの会員制度、利用体系などは引き継ぐ方針。