パソコンサロン北見（北見市山下町3）が4月1日、シニア世代向けeスポーツ教室を開講した。運営は介護サービスや障害者就労支援事業を行うコスミック（山下町3）。

　eスポーツ(esports)は「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。同教室では年齢を制限せず、幅広いシニア世代を対象にeスポーツを通じて楽しみながらコミュニケーションを取る方法を教える。

　コースは月2回・計12回の6カ月コース（7,800円）と月4回・計12回の3カ月コース（1万3,800円）の2種類。1回の利用は2時間で送迎付き。受講者の熟練度や目標をヒアリングしながら専門スタッフと一緒に組み立てたプランを元に個別学習を行う。

　「当社では高齢者向けデイサービスや、障がいのある子ども・発達に特性のある子どものための放課後等デイサービス事業を行っているが、会社都合で画一的なサービスを提供することはしない」と話す社長の山中大輔さん。「『高齢者だから』『障がい者だから』と楽しみを制限する必要はない。誰しもがやりたいことや夢に向かってチャレンジできる場を作れたら」と話す。

　教室で取り扱うゲームは、パズルゲームの「ぷよぷよ」からドローンの実機を的の風船に当てる「ドローンファイト」まで幅広い。「デイサービス事業の実績があり、かつ介護保険外サービスを提供する当社だからこそできる次世代サービス」と山中さん。「いつか受講者からプロのeスポーツプレーヤーを輩出できたら」と笑顔を見せる。

　営業時間は9時30分～11時30分。土曜・日曜・祝日定休。