北見のカフェ「Cafe Restも～りす」（北見市桂町1）が4月26日で1周年を迎えた。経営は菜樹亭（桂町1）。

　昨年4月、山下通りの住宅街にオープンした同店。店舗面積は27平方メートルで、席数は18席。

　店主は網走市出身の加藤伸行さん。高校卒業後、網走のすし店で板前として修業し、30歳の頃に北見の弁当店へ転職。和洋中幅広いメニューで調理に携わる。そうした中、「冷凍食品を使わず手作りおかずを提供したい」という思いが強くなり、こだわりの仕出し弁当を製造販売するため独立を決意した。

　2010（平成22）年には現在の店舗で手作り総菜のバイキング販売を始めたが、コロナ禍で大皿料理を取り分けるスタイルが敬遠されるようになる。そうした中でも「手作り・道内産食材にこだわった料理を食べてほしい」という思いと「自分のレストランを開きたい」という思いが合わさり、業態を転換。同店オープンに至った。

　メニューは、熱々の鉄板で200グラムのハンバーグを提供する「ハンバーグランチ」（1,000円）、中札内産の鶏肉を使った唐揚げ、焼き魚（サケの塩焼き・銀ガレイのみりん焼き・赤魚の西京漬け焼きの3種類から選択）、茶わん蒸し、日替わり小鉢、デザートが付いた「もりもりも～りすランチ」（1,200円）、ドリンクとミニデザート付きの数量限定「日替わりランチ」（880円＝火曜・木曜・土曜・日曜限定）など。

　「ミニパフェとドリンクをセットにした『デザートセット』（500）円が女性に人気」と話すのは専務の宮野夕規子さん。「お薦めは2種類のアイスに3種のベリー、クリーム、ウエハースをのせた『ミニベリーパフェ』。リーズナブルで満足感のあるメニューなので、ぜひ食べてほしい」とも。

　「小さな店だが、ボリューム満点のおいしいメニューを20種類以上用意している」と加藤さん。「ランチがメインの店だが、回転率は気にしない。急がずゆっくり食事をしてもらえたら」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時～15時。第4日曜定休。