北見の製麺所「ツムラ」(北見市豊地)が4月30日、麺の自動販売機を設置した。
同社は1949(昭和24)年創業。香川から移住した初代社長の津村春吉さんから受け継ぐ製法と新しい技術を融合し、北海道産小麦を主原料として麺を製造している。収穫時期に雨が少なく安定した収穫が見込めるオホーツク地域で生産された小麦だけで作る製品にも力を入れているという。
自動販売機はいずれも冷麺に対応し、自販機1台につき6種類(最大80袋)ほどを販売でき、定番商品の「生ひやむぎ」や「生うどん」(以上310円)、バイクユーザー向けのラーメン「ライダー麺」(420円)などを販売。週末は100袋ほど売れると言い、社長の津村健太さんは「何でもやってみなければ分からない」とほほ笑む。
津村さんは「北見のスポットにしたい。ここに来てもらって楽しんでもらえれば」と呼びかけ、「定着すれば自販機限定の商品も考えたい」と期待を込める。