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北見でカーショー「X-DAY」 カスタム車200台展示、ドリフト・バーンアウト披露も

カークラッシュ(写真提供=X-DAY実行委員会)

カークラッシュ(写真提供=X-DAY実行委員会)

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 北見の「ノーザンアークリゾート」(北見市端野町二区)の駐車場で6月5日、カスタム車の展示・走行披露を行うチャリティーカーショーイベント「X-DAY」が開催された。

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 2020年から北見の車愛好家らが企画・運営している同イベント。3回目となる今回は200台のカスタム車を展示したほか、同時に3台の車両を走行させて行う「ドリフト」の演技や、発進前のタイヤを空転させることでタイヤスモークを上げる「バーンアウト」、並列した2台の車の上を車で乗り越える「カークラッシュ」などのパフォーマンスショーを行い、全国から来場した800人以上の観客を楽しませた。

 イベントで得た収益金は「交通事故で保護者を失ったり、経済的に修学が困難になった子どもの助けになれば」と、運営費用を差し引いた全額を公益財団法人交通遺児育英会に寄付している。昨年までの2年で11万8,000円を寄付し、今年度は約10万円を寄付する予定。

 「当イベントは警察署へ事前に開催を報告しているクリーンな催し。改造車にある『暴走族』『ヤンキー』『違法改造』といったマイナスのイメージを払拭(ふっしょく)できたら」と話すのは、自身もカスタム車の愛好家である主催の向英司さん。

 年が離れた兄の影響で幼少期から車好きだった向さん。大空町の高校を卒業後、北見のオホーツク社会福祉専門学校に進学して勉学に励む。卒業後は介護福祉士として網走市の介護施設に勤務する傍ら趣味として車を楽しんでいたが、25歳の頃、日参する北見のカーショップへの移動時間を考慮して同市へ転居。その後は仕事と趣味を両立させた日々を送るが、コロナ禍の影響で毎年参加していた全国のカーショーイベントが軒並み中止になったことをきっかけに、「北見でカーイベントを楽しみながら社会貢献できたら」と一念発起し、同イベントを企画した。

 「全国でカーショーイベントが行われているが、『ドリフト走行』『バーンアウト』『カーリンボー』『カークラッシュ』などの演目を一日で行うのはこのイベントだけ」と向さん。「北見は愛好家の中でカスタムショップ有数の地として知られている。そんな地域から改造車の魅力を広めていけたら」と笑顔を見せる。

 次回は来年6月に開催予定。

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