カーリング体験イベント「ピカピカーリング」が1月24日~26日の3日間、北見駅前で開催される。北見工業大学工学部の学生5人が、観光マネジメント工学の授業の一環で企画した。
ピカピカーリングは、光るカーリングシートを使った野外体験型イベント。カーリングを象徴とする「カーリングシティ北見」の魅力を広めるとともに新たな観光資源の創出を目指した学生たちのプロジェクト。
同プロジェクトでは、企画や宣伝活動に始まり、光るカーリングシートの製作、市民への体験提供、さらにはアンケートを通じた今後の市民イベントの提案までを一貫して行う。会場となる北見駅前には、全長約10メートル、幅約4.75メートルの氷のシートを作る。雪で周りをブロックし水をミリ単位で凍らせ、12回の氷層を重ねることで美しいカーリングシートを完成させる。夜には氷の中に埋め込まれたライトが輝き、イルミネーションの雰囲気を醸し出す。
企画した学生の一人、井上慶悟さんは「イベントを一から作り成功させたい。お客さまがたくさん来てもらい体験してほしい」と話し、東大地さんは「北見を盛り上げるきっかけになるイベントにしたい。この企画が成功して、毎年恒例のイベントとして定着してくれたらうれしい。北見の名前が全国に広まることを期待している」と、それぞれ期待を込める。
授業を担当する桝井文人教授は「学生たち自身が企画から運営まで主体的に動き、成功に向けて努力している。この地域の象徴であるカーリングを生かしてイベントが盛り上がり、学生たちにとっても大きな学びの場になることを願っている」とエールを送る。
開催時間は16時~20時まで。気温などの影響で製氷できない場合は中止。