苫小牧市で開催された「第40回北海道小学生陸上競技大会」で7月24日、北見の陸上競技クラブ「オホーツクキッズ」に所属する選手12人と2チームが入賞を果たした。
同クラブの代表兼コーチを務めるのは札幌出身の金子航太さん。高校時代を過ごしたオホーツク地域で「スポーツを通した世代間交流でオホーツクのスポーツ界を活性化させたい」という思いから2013(平成25)年に社会人クラブ「オホーツクAC」、2015年(平成27)年に小中学生クラブ「オホーツクキッズ」をそれぞれ設立した。
北見市内の中学1~3年生で構成される「Junior」29人、小学4~6年生の「Application」55人、小学1~3年生の「Foundations」44人、北見外の2チーム24人の計152人が所属する同クラブ。「体を上手に使うコツや遊びを取り入れたトレーニング」を取り入れながら週2回、東陵公園陸上競技場(冬季は市内体育館など)で活動している。
同大会で入賞したのは男子9人、女子3人とリレー男子、リレー女子の計14人。「走り幅跳び」の部で優勝を果たした6年生の福井慶太くんは「遊びながら練習ができるクラブ活動は本当に楽しい。中学生になっても全道に出場できるようこれからも頑張りたい」と意気込みを見せる。
「コンバインドB」の部で入賞したのは同クラブキャプテンの高瀬生楓くん。「小学1年生から陸上を始めて、6年生になった今年、初めて入賞することができた。入賞は自分の力だけでなく、家族、コーチ、一緒に頑張ってきた友達のおかげ」と笑顔を見せる。
女子副キャプテンの6年生、谷脇那由多さんは「コンバインA」の部で入賞。「ハードルドリルの練習を楽しく続けられたおかげで、80メートルハードルの記録を昨年より1秒以上伸ばすことができた。来年の中学生大会では、もっと記録を伸ばしたい」と話す。
「今年の大会で多数入賞した6年生は、コロナ禍で思うように練習できない時期が長かったが、先が見えない情勢の中でもそれぞれがしっかりと自主練習を行ってくれた」と金子さん。「陸上は成果が数字としてしっかり表れる競技。入賞できなかった子どもも、過去の自分と較べてしっかり成長している。これからも子どもたちの成長をサポートしていけたら」とも。