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北見の生花店「フローリスト自由花」が20周年 移転後はカフェ併設

ソープフラワーを手にするスタッフの栃木美穂さん(左)と山田光子店長

ソープフラワーを手にするスタッフの栃木美穂さん(左)と山田光子店長

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 ホテルロイヤル北見(北見市大通東5)1階にある生花店とカフェ「フローリスト自由花」が11月、創業20周年と移転3周年を迎える。

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 ホテル1階フロアに生花店とカフェスペースを設ける同店。1階は入り口からフロア全体に「ソープフラワー」のブーケやギフトボックスなどを並べる。西側のカフェスペースでは、同店が販売する鉢植え植物に囲まれた中でイートインできるのが特徴。

 生花店では切り花、鉢植えの他に、花びらをせっけん素材で作った造花「ソープフラワー」の販売に力を入れている。100種類以上のウェブサンプルを参考に、「贈る人やシチュエーションに合わせたアレンジメントにも対応する」という。ソープフラワーは、同店のネットショップでも扱う。

 カフェスペースには状況に応じて5~6卓・12~14席を用意。ドリンクには「オリジナルブレンドコーヒー(クッキー付き)」(350円)などの他、ローズヒップとハイビスカスをブレンドしてドライフルーツを加えた「ビューティーローズヒップティー」やカモミールとドライフルーツの「リラックスカモミール」(以上400円)を提供する。

 軽食メニューにはクレープ生地にクリームを塗ってミルクレープ状に作る「チョコバナナクレープ」(350円)や「ストロベリー&ベリーミックスクレープ」(400円)などの他、大学芋の上にソフトクリームをのせた「おいもソフト」(390円)や、小豆・バター・生クリームをトッピングした「おぐらホットケーキ」(500円)などの季節限定メニューも用意する。

 店主は北見市出身の山田光子さん。幼いころから植物が好きだった山田さん。高校卒業後は札幌の園芸店に勤務する傍ら、講習会に参加して園芸の知識を深める。その後、北見にUターンして銀座通り商店街で種苗店の店長を務め、27歳で独立。子育てと店長を両立させながら生花店を営み、38歳のときにとん田東町に「フローリスト自由花」をオープンした。

 当時から生花だけでなく鉢植えや雑貨を販売していた山田さん。「小さな店内にたくさんの植物を置いていたので、コロナ禍で営業が難しくなった」と話す。そんな時、縁あってホテルロイヤル北見のオーナーに声をかけられ、2019年11月、現在の場所へ移転した。

 「20年続けたおかげか、今では植物の販売だけでなく買った後の生育の相談やメンテナンスも依頼されるようになった」と山田さん。「鉢植えだけでなく、造花のお直しにも応じている。お客さまが困ったときにサポートできる店になれれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~18時(クレープの提供は16時まで)。月曜定休。

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