「北見未来創発プロジェクト」のピッチイベントが3月4日、北見のコワーキングスペース「KITAMI BASE」(北見市北2条西2)で開かれた。
「未来創発プロジェクト」の参加者たち(写真提供=アラタジュンさん)
同プロジェクトは北見から地域に根ざした新しいビジネスを創発し、同市と企業の未来を創発するローカルベンチャー・事業創出コミュニティーとして昨年10月から毎月開催。今回は参加者約30人が7グループに分かれ発表した。
緑ヶ丘木工の三好祥太さんのグループは「木工業界を元気にしたい」をテーマに「廃材を再利用して家具や雑貨を製作や古材を使って空き家をリノベーションする」案の発表や、エム・フォーヌの鈴木朝子さんのグループは「オホーツクの文化の向上、オホーツクの人や商品を知ってもらう」をテーマにデジタルブック、オーディオや映像をサイトで購入できる「オホーツクのデジタル本屋さん」のアイデアを発表した。
参加した三好さんは「これまで職人として第一線でやってきて、事業者や経営者と関わり持つことがなかった。いろいろな人と接することにより、やる気と熱量も出てきて、これをきっかけに新たな活動を始めたい」と意欲を見せる。
北見市商工観光部部長の伊集院健介さんは「発表している皆さまを見て社会的環境や地域の課題に対しても愛があると感じた。今回で一区切りしたが、次のビジネスにする段階になると障害はあるが、いろいろと手伝っていきたい」と話す。