国内外のビールを集めたグルメイベント「KITAMI OKTOBER FEST（キタミオクトーバーフェスト）」が10月13日～15日の3日間、北見駅南多目的広場（北見市泉町1）で開かれる。主催は北見市観光協会。

　ドイツ・ミュンヘンで毎年秋に開催されるビールの祭典を模した同イベント。同市では1994（平成6）年にオホーツクビール（山下町2）が国内初の地ビール製造免許を取得したことをきっかけに、翌1995（平成7）年、北見日独協会が主催して初開催。近年は約4000人が参加する秋の恒例イベントになっていたが、2019年以降はコロナ禍の影響で中止。今年は4年ぶりの開催が決まった。

　前回まではパラボ5階の催事場を会場にしていたが、今年は規模を拡大し、初めて屋外で開催する。会場にはテント30張り分の客席を設置。テーブル120卓480席を用意するほか、立ち席テーブルや暖を取りながら食事を楽しめるたき火スペースも設ける。

　提供するビールはオホーツクビール5種、網走ビール1種、全国地ビール24種類と世界のビール6種類の計36種類。オホーツクビールの秋限定醸造ビール「まるごと北海道」やドイツのオクトーバーフェストで振る舞われる「オクトーバーフェストビア」など約10種類を終日、全国地ビールは3～6種を時間ごとに提供する。各種カクテルやソフトドリンクも用意する。

　会場にはキッチンカー11台が出店を予定。「地産地消でおいしさを再発見してもらえたら」とJAきたみらい協力の下、全てのキッチンカーが北見産またはオホーツク産食材を1種類以上使った料理を販売する。

　特設ステージでは吹奏楽演奏やバンド演奏を行うほか、会場内でバルーングリーティングも行う。

　北見市観光協会の佐藤綾香さんは「10月中旬の北見は少し冷えるので温かい格好で来場いただき、食とビールを楽しんでもらえたら」と話す。今年は「第8回オホーツク北見ハロウィーンフェスティバル」「第71回きたみ菊まつり」と同時開催する。「仮装して駅周辺を歩く『ハロウィンウオーク』や会場内のカボチャ展示、北見駅前広場やプロムナード内の菊展示も併せて楽しんでもらえたら」と参加を呼びかける。

　開催時間は、13日＝17時～20時、14日＝12時～20時、15日＝12時～17時。入場無料。会場内でのドリンクはチケット制。2,200円分の前売りチケットを2,000円で販売する。前売りチケットは北見市観光協会で取り扱う。