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北見で「焼き肉ハッカソン」 除雪情報アプリで中学生が大賞に

発表の様子

発表の様子

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 「北見のゼロカーボンにつながるシステム」をテーマにした「焼き肉ハッカソン」が3月19日・20日、「KITAMI BASE」(北見市北2条西2)で開催された。主催は北見地域DX推進ラボ。

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 ハッカソンは「Hack」「Marathon」を組み合わせた造語で、短期集中的に共同作業でソフトウエアなどを開発する技術とアイデアを競い合うイベント。「『焼き肉のまち』からデジタルで課題を解決する」ため、この名が付いたという。今回は中学生から社会人まで3チームが参加した。

 大賞を受賞したチーム「鶏白湯が食べたくて」は、除雪が行われている場所を可視化し、誰でも見られる除雪情報共有アプリ「YUKIDOKE」を開発。「除雪が難しい高齢者や子を持つ家族のために、どこが除雪されているのかを知ることができるものを作ろうと考えた」と話す。

 同チームメンバーの中学3年、及川太智さんは「働いている技術者と開発できてうれしかった。将来の学びになった」、北見市在住の本間佑涼さんは「初めてハッカソンに参加。初めての人たちと開発ができ、いろいろな発想があることを知り刺激になった」、IT会社「要」(東京都千代田区)の白須椋介さんは「最初は不安だったが、始まってみればアイデア出しから実装まで楽しんで行うことができ、結果として大賞を取れて、とても達成感があった。『常に自分たちが楽しんでやれそうなことを』と話し、チームの力で獲得できて本当にうれしい」と話す。

 同イベントを企画運営した「ロジカル」の西野寛明社長は「主催者の意図する内容の濃いアウトプットがあり、丁寧に企画して良かった。参加者の満足度も高く、来年度はさらに面白い企画に練り上げて、全国から焼き肉と開発が大好きなエンジニアを集めていきたい」と話す。

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