北見のカーリングチーム「KiT CURLING CLUB(キットカーリングクラブ)」(以下、KiT)が7月4日、「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」(北見市柏陽町)でカーリング実践教室を開いた。
同市を「カーリングのまち」として活性化させるために企画した同イベント。主催は同市教育委員会スポーツ課・カーリングサポート隊、カーリング北見(柏陽町)、北見カーリング協会。
同教室はこれまで個人参加だったが、「チームのレベルアップにつながれば」と今回、チーム単位での申し込みに変更。当日は北見カーリング協会に所属するアマチュア4チームがチームメンバーと交流しながらカーリングの技術や戦略を学んだ。
講師を務めたKiTのメンバーは座学・実践共、「試合前の練習」を重点的に指導した。テーマを発案した北見市地域おこし協力隊「カーリングサポート隊」の上地雄大さんは「公式試合では試合前に練習時間が5分設けられている。チームで練習内容を考えてもらえたら」と話す。
KiTの目黒良太選手は「カーリングの戦術を教える機会はあまりないので、いい機会になった」と話す。「北見には50を超えるカーリングチームがあり、この数は全国的に見てもかなり上位。『カーリングシティ北見』の市民のレベルもより高いものになれば」とも。平田洸介選手は「試合に勝つためには情報をキャッチアップすることが大事」、三浦善也選手は「教えたことを意識して継続してもらえたら」と、それぞれ話す。
参加した野口菜奈さんは「KiTの選手に一つずつアドバイスしてもらい、自分たちでは気付けないことに気が付くことができた貴重な時間になった」と話していた。