「北海道手づくり絵本の会」会長の松岡義和さんの講演会「愛とロマンとファンタジー~手作り絵本の会40年~」が2月5日、北見市立中央図書館(北見市泉町1)で開かれた。主催は児童文学者講演会実行委員会。
松岡さんは北見を中心に手作り絵本の制作と、その制作方法を伝えてきた。1978(昭和53)年3月、北見地方の絵本愛好家が自作の手作り絵本を持ち寄り第1回の「手づくり絵本展」を開いたのをきっかけに年2回、一度も休むことなく続けてきたが、昨年3月、新型コロナウイルスの影響で開催することができないなか、機関誌として50部限定で発表。松岡さんは「こういう形でも発表の場があって良かった」と振り返る。
松岡さんは手作り絵本を「誰かが誰かのために愛と優しさを贈り届ける、世界でたった一冊の絵本」と話し、今後については、「(手作り絵本の)勉強会を開いていきたい」と意気込む。