食の技能普及講習会「札幌グランドホテル一筋50年の歩み」が3月9日、ホテル黒部(北見市北7条西1)で開催された。主催は北見市技能普及実行委員会。
同講習会は、北見市が実施する技能普及啓発事業の取り組みの一つ。調理関係者や市民を対象にとして講演を行い、高いレベルの技能の習得や産業人材育成を促進し、地場産品の高付加価値化、地域の活性化を図るのが狙い。
3回目の今回は「札幌グランドホテル一筋50年の歩み」と題して、元札幌グランドホテル総料理長の小泉哲也さんを講師に招き、「親しみのある西洋料理」「簡単ラーメンサラダ」「カスベのムニエル 焦がしバターしょうゆソース」「骨付き仔羊のにんにくパン粉付け焼き」「北海道三笠高等学校について」の5つの講演を行った。
北海道日本料理研究会北見支部の鈴木康永さんは「今回は50人の市民の方に参加いただいた。プロの技術や知識を楽しみながら学んで飲食店や家庭で生かしてもらえたら」と話す。
参加したレストラン小政(留辺蘂町温根湯温泉)の矢萩陽祐さんは「分かりやすい講習でためになった。お客さまの要望に応えるためさまざまなメニューを提供しているので、今回の講習で学んだ技術を生かしたい」と手応えを話す。