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北見で小中学生向け演劇ワークショップ 部活動の地域移行見据え

講師の仲野晃輝さん

講師の仲野晃輝さん

 小中学生向けの演劇ワークショップ「表現で遊ぼう!~舞台へと続く様々な表現~」が4月25日・26日、「北ガス市民ホール(旧北見市民会館)」(北見市常盤町2)で開かれる。主催は「道東世界 演劇部」。

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 今年1月に設立した同団体。映像制作など多岐にわたる文化活動の展開を見据えたグループで、現在は4人が所属する。演劇公演を行う「演劇部」の中に「U-18(アンダー18)部門」を設け、現在北見市で進められている中学校部活動の地域移行の受け皿を担う。

 同イベントは、その活動の一環として企画したもの。今年1月に北見文化連盟が主催したワークショップに同団体がアドバイザーとして参加したことから、その活動を引き継ぐ形で、第2回の開催を決めた。

 当日は、ジェスチャーゲームなど体を動かす遊びを取り入れた体験型のワークショップを行う。 講師を務める仲野晃輝さんは「簡単な身体表現を通じて、日常の遊びが演劇につながっていることに気付いてほしい」と話す。

 北見市出身の仲野さん。中学入学時に誘いを受けて演劇部に入部したが、翌年3月に部員不足で廃部の危機に直面した。「先輩から受け継いだ部を存続させたい」と学校に相談し、これまで部の活動として保育所訪問や踊りなども行っていたことから、名称を「文化部」へ刷新。結果として多くの新入部員を迎え、活動を継続できたという。

 その後、先輩の誘いで進学した北見緑陵高校で演劇を続けた仲野さん。卒業後は社会人を経て専門学校へ進み、現在は市内で保育教諭として働いている。演劇活動としては2020年に自身の劇団を旗揚げしたものの、コロナ禍で思うように活動できなかった。

 そうした折、中学校の部活動の地域移行において、市内に演劇の受け皿となる団体がないという課題を知った。「市内に劇団は複数あるものの、大人に合わせた活動時間では子どもたちが参加するのは難しい」と考え、学生時代の同期で北見の劇団「General probe(ゲネラルプローベ)」を主宰する鈴木智也さんと協議。「制作面が得意な鈴木さんと、子どもに教えることができる自分なら、互いの強みを生かして力を合わせられる」と、それぞれの劇団を発展的に統合し、今年1月、「道東世界」として新たに歩み始めた。

 「演劇は難しいものに捉えられがちだが、簡単にできる楽しいものだと知ってもらいたい」と仲野さん。「部活動の地域移行で活動場所が学校の外に変わると、新しい環境に飛び込むのが苦手な子は参加のハードルが上がってしまう」と話す。「だからこそ、まずは『この人たち面白そう』『また会いに行こう』と思ってもらえる団体になり、子どもたちが演劇に触れる最初の入り口になれたら」とも。

 仲野さんは「演劇をやったことがない人にこそ来てほしい。自分が変われるきっかけが見つかるはず」と話す。「保護者や地域の方の見学も歓迎。子どもたちが演劇を楽しむ顔を見て、生の声を聞いてほしい」と参加・見学を呼びかける。

 開催時間は13時30分~16時30分。1日のみの参加も可。参加無料。事前の参加申し込みは4月24日まで、インスタグラムで受け付ける(当日参加も可、10歳未満の参加は要相談)。

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