北見の「焼鳥商店ワタリ鶏」(北見市双葉町1)が7月2日で1周年を迎えた。経営はBARB(本町4)。
夕陽ヶ丘通り脇の小道にある黄色い外観が特徴の同店。元々ラーメン店だった店舗を改装した店内にカウンター6席、テーブル8席を用意し、焼き鳥を中心に鶏料理を提供する。
店主は同社の社長でもある上池将太さん。北見市出身。幼少期からものづくりが好きだったこともあり、高校卒業後は大工として建築業に携わる。そうした中、「自分の店を開きたい」というかねての夢をかなえるため、23歳で起業。北見駅前商店街に手づかみシーフードダイニング「TESAGURI(現ニューテサグリ)」(北3条西3)をオープンした。1店舗目で手応えを感じた上池さんはその後も次々と新しい店を市内に出店していく。現在は同店のほか、「甘藍(旧Futatema)」(とん田東町)、「愛がなくちゃね(旧HARUKIYA)」(北5条西2)、「鶏の下僕(旧flags coffee store)」(本町4)、「然ること乍ら」(北7条西2)とイベント出店用のキッチンカー1台を経営している。
提供するメニューは道産鶏肉を使った定番の焼き鳥「もも」「かわ」「せせり」「ぼんじり」「肉付きヤゲン」(各2本330円)や変わり種の「うずらの卵」(350円)、「新しょうが巻き」(2本550円)の他、「手羽焼き」(3個400円)、「白レバーのたたき」(880円)、「半身しんこ焼き」(1,380円)、「鶏ラーメン」(塩・しょうゆ、各770円)など。「鮮度にこだわった白レバーは仕入れて3日以内のものだけを提供している」と上池さん。「白レバーの仕入れは週1度だけ。来店の際に提供していたら、ぜひ注文してみて」と呼びかける。
定食メニューは「油淋鶏(ユーリンチー)定食」「焼き鳥定食」「唐揚げ定食」「チキンカツ定食」(以上880円)と「スーパーまんぷく定食」(1,100円)の5種類を用意する。「『スーパーまんぷく定食』はボリューム感があり、おなかいっぱい鶏を楽しみたい人にお薦め」だと言う。
「今後は『美唄やきとり』といわれるタマネギと鶏の内卵、内蔵などを使った『とりもつ串』の提供を予定している」と上池さん。「当店は、他であまり見かけない焼き鳥をリーズナブルな価格で提供する。今後はテイクアウトにも力を入れていくので、気軽に一本から買いに来てもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~21時。水曜定休。