「北見を盛り上げるテクノロジー」をテーマに「第5回ハッカソンin北見」が11月12日・13日、北見工業大学(北見市公園町)で開催された。
ハッカソンは「Hack」「Marathon」を組み合わせた造語で、短期集中的に共同作業でソフトウエアなどを開発する技術とアイデアを競い合うイベント。今回は同大を中心とする学生9チームが参加し、北見市と連携協定を締結しているIT企業3社(アイエンター、Zooops Japan、要)で働いているエンジニアのサポートを受けながらプログラミングを進めることで、「実践的で最先端の技術を学べる機会」になった。
大賞を受賞したチーム「やちかと」は、同大生向けの起業支援サイト「maKIT(メイキット)」を開発。「起業支援する授業やウェブサイトがないので起業支援をテーマにした」と話し、メンバーの望月一徳さんは「全員プログラミングは初心者でアイデアと社会性を重視した。企業の方にいろいろと教えていただき、そういう仕組みがmaKITと似ていると思った」と話す。
同大の桝井文人教授は「若い人が参加するまちぐるみのイベントはなかなかないので、学生にも良い経験になった。次回もさらに大きな形でやっていければ」と話し、アイエンターの入江恭広社長は「今年は素晴らしいアイデアがたくさんあったので、できることを一緒にやっていきたい。みんなで新しいものを生み出していきたい」と期待を込める。