北見市、北見工業大学、進出企業などで組織する北見地域DX推進ラボが5月17日、企業情報コミュニティーサイト「キタミ開拓ムラ」を開設した。
「発信する・広がる・つながる」をキーワードに新たなつながりが生まれる場をコンセプトにする同サイト。広く市民の利用を促すため、掲載店舗で利用できるクーポンの掲載などを進めていく考え。開設の理由について、担当の前田泰志さんは「地元同士の出会いや全国の企業とのつながりが生まれるきっかけになれば」と話す。
同サイトは、運営を手がけるアイエンター(東京都渋谷区)のオンラインイベントプラットフォーム「Eveplat(イベプラ)」を使う。同社のDX推進担当、大倉洋央さんは「簡単にサイトを作れるのが特徴。パソコンが苦手な方でも画像とテキストを入力するだけで登録できる」と話す。
掲載企業は地元のタマネギを使ったスープ「北海道オニオンスープ」を製造・販売する「グリーンズ北見」(北見市大正)や北海道産やオホーツク産の小麦を使った製麺所「ツムラ」(豊池)、「鹿肉のキャンプ飯」「鹿革のアウトドア製品」など鹿をメインとした商品を開発・販売する「フリーク」(泉町2)など22社が登録する。
大倉さんは「スタートが北見であり、将来的には開拓ムラを各地域で使ってもらえれば」と話し。前田さんは「キタミ開拓ムラを通じて企業や団体が全国に情報発信し、新たなつながりを生んでもらうことで北見市の産業や活動が広がりを見せてくれれば」と期待を込める。
市内の企業や団体は無料で掲載できる。