北見の市民活動団体「ソロキャンプ同好会」が6月9日、団体設立後、初の顔合わせ会を行った。
ソロキャンプ活動の発信や会員同士の情報交換を通じてソロキャンプの魅力を広めるために設立された同団体。当日は3人の会員が集まり、自己紹介と情報交換を行った。
現在、高校生から50代までの6人の男性が在籍している同団体。「各自が自由にキャンプに出かけて、できる範囲でSNSなどを通じて情報発信するのが主な活動」と話すのは代表の小野正昭さん。「近年、メディアやSNSがきっかけでソロキャンプブームになっているが、ソロキャンプになじみがない人からは『どうして1人で行くのか?』『1人で何をするのか?』といった質問を、しばしば受ける。活動の様子を発信して魅力を広めていきたい」と意気込みを見せる。
同好会を立ち上げたきっかけについて、小野さんは「8年ほど前にソロキャンプの魅力を知り、キャンプ好きの仲間と『ソロキャンプ同好会』という名のバンドを結成した。ライブでキャンプの曲を演奏したり、MCでキャンプトークをしたりするなどの活動をしてきたが、『バンドだけでなく、本当の同好会があってもいいのでは?』という話になり、設立に至った」と話す。
「子どもが成長するにつれて家族でキャンプに行く機会が少なくなったので、ソロキャンプを始めた」と話すのは会員の永沼学さん。「ソロキャンプは自分のペースで自由に活動できるのが魅力。釣りが好きなので、屈斜路湖や支笏湖でキャンプを楽しんでいる」と笑顔を見せる。
会員の坂下敦亮さんは「家族がキャンプに行かなくなったので最初は渋々ソロキャンプを始めたが、今ではすっかりソロにハマってしまった」と話す。「最近ではソロ同士でグループキャンプを楽しむ『ソログルキャン』がはやっている。必要があれば助け合うが、干渉しすぎない距離感が気楽でいいので、いつか当同好会でも参加者を募って活動できたら」と期待を込める。
「料理をしたり、楽器演奏をしたり、ソロキャンプの楽しみ方は人それぞれ」と小野さん。「会費や定期的な集まりは特にないので、興味がある人は気軽に入会してもらえたら」と呼びかける。
入会はホームページで受け付ける。