イオン北見店（北見市北進町1）第2駐車場で10月14日、「地域防災・防犯フェア」が開かれる。北見市、北見地区消防組合、北海道警察北見方面本部、イオン北見店が共催する。

　同市とイオン北見店が2019年に締結した「協働のまちづくり」に関する包括連携協定に基づいて開く同イベント。初開催となる今回は「いつ何時発生するか分からない災害や犯罪に対して、地域住民の意識向上につながれば」と展示訓練を披露するほか、同店が配備する緊急避難用大型テント「バルーンシェルター」を設置し、テント内に体験ブースを用意する。

　体験ブースでは、実際の現場で使っていた消防用ホースをリサイクルして「ネームケース」「キーホルダー」を作る「みんなでホースクラフト体験ブース」、消火器体験ブース、人体に無害な煙を発生させたテントで火災現場の視界を学ぶ「煙体験ブース」を設けるほか、心臓マッサージやAEDなどの体験もできる。

　展示訓練では消防の救助救援訓練や警察の白バイ走行訓練を披露するほか、地元消防団の活動をPRする動画の再生、消防・警察車両の展示などを行う。

　北見地区消防組合の村岡竜也さんは「消防車両の展示には道内唯一の『拠点機能形成車』やオホーツク管内に1台しかないドクターカー、現場で活躍中の救助工作車など、普段目にする機会の少ない車両を用意している」と話す。「防犯・防災を身近に感じていただき、有事への心構えをしていただけたら」と参加を呼びかける。

　開催時間は10時～14時。悪天候の場合は中止。