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北見で「皆川優子と仲間たち人形展」 球体関節人形など50体展示

展示予定の創作人形(写真提供=皆川優子さん)

展示予定の創作人形(写真提供=皆川優子さん)

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 「皆川優子と仲間たち人形展」が11月8日から、NHK北見放送局(北見市北斗町2)の「KPすぺーす・ほっとスペース」で開かれる。

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 2年に一度、創作人形作家・皆川さんの人形製作教室に通う生徒の作品発表の場として開く同イベント。3回目となる今回は皆川さんの作品のほか、同教室の生徒・卒業生12人、ゲストアーティスト3人が製作した球体関節人形やオブジェなど約50体を展示する。

 12日にはプロの人形作家・大山雅文さん、自然史造形作家の北野正洋さん、北見を拠点に縫製師として活動する松浦あやさんによるトークショーを行う。トークテーマは事前に設けず、会場に設置した質問箱に送られた質問や当日の挙手などで質問を募って回答する。トークショー後には観覧者の中から1人に皆川さんが製作した「天使人形」を進呈する。

 釧路市生まれ・北見市育ちの皆川さん。絵画を通して創作活動を行っていた際、遊びで創作人形を作ったことをきっかけに人形の楽しさや難しさを知り、1998(平成10)年、独学で創作人形の製作を始める。以降、世界文化社主催の「第11回家庭画報大賞」で佳作受賞、「ドールアート展2008inうつくしま」の人形コンクールで大賞受賞、2013(平成25)年に国際モスクワ展「ART OF THE DOLLS」に出品するなど、国内外で功績を残している。

 皆川さんは「人間や動物などの『顔』にずっと興味があり、それを必ず取り入れて製作する創作物が人形だということに気付いた」と話す。「自分の理想である『顔』を追い求めて製作していくうちにのめり込んで今に至るが、これまで一度も自分の理想は可視化できていない。自分が思い描いた人形が製作できるまで人形創作を続けていきたい」とも。

 ゲストアーティストで「夢を叶(かな)える縫製屋さん」店主の松浦あやさんは「皆川さんの教室に通う方に依頼いただき人形用の服を縫製したのが創作人形との出合い。完成が人間の10分の1程度のサイズになるので、生地選びや縫製方法が通常と違って難しいが、その難しさや悩みが人形の服作りの楽しいところ」と話す。

 「創作人形の製作にはルールがなく、そのあいまいさも魅力の一つ」と皆川さん。「北見で創作人形の魅力を広めて、見る人だけでなく作る人を増やしたい。展示を見たらきっと自分のお気に入りの子が見つかるはずなので、ぜひ一度展示を見てもらえたら」と来場を呼びかける。

 開催時間は9時30分~17時30分(最終日は14時まで)。入場無料。今月13日まで。

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