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北見で「オホーツク国際フェスタ」 文化交流カフェや物販ブースも

第1回開催の様子(写真提供=JICA北見デスク)

第1回開催の様子(写真提供=JICA北見デスク)

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 多文化交流イベント「オホーツク国際フェスタ」が11月18日、北見市民会館(北見市常盤町2)で開かれる。主催はJICA北海道センター(帯広)北見デスク。

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 オホーツク管内で暮らす在住外国人と市民が交流するきっかけになれば、と企画した同イベント。6月に開催した第1回には約280人が参加。参加者の2~3割が在住外国人で、斜里町や紋別市からも参加があったため、ニーズを踏まえて2回目の開催が決まった。

 展示・体験コーナーでは日本文化を体験できる習字・折り紙コーナー、オホーツク在住外国人の暮らしの様子を紹介する写真展、北見工業大学に在籍する留学生と話せる国際交流ブースなどを用意するほか、アイヌ楽器の「トンコリ」「ムックリ」と電子音楽を合わせたバンド「Towa Ainutronica」とアフリカの楽器を用いたバンドの2組が多文化音楽ライブを開く。

 ワークショップではブラジルのパン「ポンデケージョ」作りを行う「きたみ国際ふれあいカフェ」と、茶道の作法が学べる茶道体験会を行う。事前申込制。

 物販販売コーナーではアフリカ、アジア、中南米の雑貨やフェアトレード商品の展示・販売や、南米産コーヒーの試飲・販売を行う。

 難民からマラソンのオリンピック選手になった青年のドキュメンタリー映画「戦火のランナー」の上映会や、開発途上国の暮らしを体験できる簡易VRキット、JICA海外協力隊の体験談が聞ける専用ブースなども用意する。

 2019年度1次隊員としてブラジルで野球の指導に当たったJICA北海道(帯広)北見デスク・国際協力推進員の茶谷堅志朗さんは「北見には約650人の在住外国人が暮らしているが、街で異国の人を見かけても話しかけづらかったり、在住外国人同士の小さなコミュニティーになりがちだったりする」と話す。「当イベントを通して互いを知り、交流のハードルが下がれば」と期待を込める。

 「当日はグローバル採用を行っている遠軽町の菅野組が、来場者にベトナム茶菓子を振る舞う予定。日本語しか話せなくても大丈夫なので、気軽に参加して国籍を気にせず楽しんでもらえたら」と参加を呼びかける。

 開催時間は10時~15時。入場無料。

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