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北見工大で大学祭 4年ぶり通常開催、初音ミク3DCGライブや花火大会も

ロボット操縦体験の様子

ロボット操縦体験の様子

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 北見工業大学(北見市公園町)で6月24日・25日、北見工大大学祭「KIT Fes 60」が開かれた。

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 昨年の縮小開催を経て、4年ぶりの通常開催となった同祭。通算60回目となる今回は「開拓」をテーマにステージ企画や模擬店など対面で楽しめる企画を用意したほか、日本赤十字北海道看護大学(曙町)との交流企画としてスタンプラリーを開催。両大学間を行き来できるよう15分間隔でシャトルバスを運行した。

 野外特設ステージと講堂ではステージライブを展開。軽音楽部の学園祭ライブやビンゴ大会、ダンス同好会のショーケース発表、「情報処理技術研究会」と「UDHI-LAB」が共同で企画したバーチャルシンガー「初音ミク」のファンメイドライブ「KimIToMIKU 2023」などが人気を集めた。

 研究室の見学ができる「研究室公開」では11の研究室が研究内容を紹介。「3Dプリンターを使ったものづくり」「キノコがつくる酵素で色素の脱色」「手にのるシャボン玉」などの体験型企画を行った。

 校内企画では、6月4日に東京で開催された「NHK学生ロボコン2023 ~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会~」でベスト8進出を果たした「Team Onion」がゲーム機のコントローラーを使ってロボットを動かす操縦体験を展示。初めてロボットを操縦した姉歯洋人君 は「ボタンを押すとロボットが輪っかを投げて、すごいと思った」と笑顔を見せていた。

 模擬店でマレーシアのドリンク「MILO(マイロ)」や「Cham(チャム)」を提供した「Jom Minum(ジョム ミヌム)」の東大地さんは「春休みに帰省する留学生と一緒にマレーシアを訪問してマレーシア文化に触れ、大きな経験となった。北見の人たちにもマレーシアの食文化を味わってもらう機会になればと思い、出店を決めた」と話す。「昨年の大学祭に比べて、子どもや看護大の学生が多いと感じた。マスクを着用する必要がなくなったので会話をする際に表情を読み取りやすく、臨場感があった」とも。

 24日夜には看護大との合同企画として花火大会を開催。看護大のグラウンドから743発の花火を打ち上げ、来場者や周辺地域の住民を楽しませた。

 大学祭実行委員会代表の杉本悠雅さんは「昨年よりもさまざまなことに挑戦した。不安はあったが、来場した皆さまに楽しんでいただいたことによって大学祭が完成したので、とてもうれしい」と振り返る。副代表の藤本優一さんは「昨年の1500人を超え、2日間で3200人以上の方に来場いただいた。『KIT Fes』が北見の夏の訪れを感じる地域に根付いた祭りとして、少しずつ成長しているのを感じる。地域の方々に北見工大を知ってもらうと同時に、地域への恩返しが今年も無事に達成できた」と手応えを話す。「今年は北海道の夏祭りに、一番乗りで花火を打ち上げられて本当にうれしい」とも。

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