北見の陸上競技クラブ「オホーツクキッズ」に所属する選手13人が7月14日、室蘭で行われた「第42回北海道小学生陸上競技大会」に入賞した。
大会は道内各地の小学4~6年生700人余りが参加。同クラブからは22人が出場し、半数以上が8位以内に入る健闘を見せた。
女子5年走り高跳びで全道大会初出場の阿部衣吹さんは、自己ベストを6センチ更新する1メートル26で2位に。「コーチのアドバイスを受け、助走の意識を変えたら記録が伸びた」と喜ぶ。大会後に3学年をまとめるキャプテンとなり「来年は優勝したい」と意気込む。
今大会でキャプテンを引退した6年の小野寺琉稀君は走り幅跳びとリレーで入賞。走り幅跳びは1回目の跳躍がファウルとなり「そこから体が硬くなった」が、2回目に4メートル35で5位に入った。「昨年は8位だった。順位も記録も上げられたので、うれしい」と笑顔を見せる。
オホーツクキッズは北見市内外の小中学生200人近くが参加し、週1~3回、東陵公園陸上競技場(北見市東陵町)などで練習している。発足10年目を迎え、クラブ代表兼コーチの金子航太さんは「クラブで技術を身に付けて卒業し、中学や高校の全国大会で活躍する先輩たちがたくさん生まれている」。その背中を追う子どもたちに対し「中学や高校で成長できるよう、しっかり土台を作ってあげたい」と抱負を話す。