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北見の陸上競技クラブ「オホーツクキッズ」 中学生7人が全国大会出場へ

入賞した中学生の選手たち

入賞した中学生の選手たち

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 「第41回北海道小学生陸上競技大会」「第69回全日本中学校通信陸上競技大会」「第54回北海道中学校陸上競技大会」で北見の陸上競技クラブ「オホーツクキッズ」に所属する選手12人と1チームが入賞し、うち中学生7人の全国大会出場が決まった。

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 7月17日に開催された「第41回北海道小学生陸上競技大会」では同クラブの小学生チーム「Application」から5人と1チームが入賞を果たした。キャプテンを務める河野大希さんは「高跳び」に出場し、4位に入賞。「今回、大会で初入賞することができた。記録が出せたのは今まで支えてくれたコーチや仲間のみんなのお陰」と話す。

 「走り幅跳び」で4位に入賞した橋本咲和さんは「チームに入団するまでは陸上に興味がなかったが、体験会で行った遊びを交えたトレーニングで陸上の楽しさを知った。中学に進学しても、メダルが取れるように練習を続けていきたい」と笑顔を見せる。

 7月25日~27日に開催された「第54回北海道中学校陸上競技大会」では、同クラブの中学生チーム「Junior」のメンバー6人が優勝6・入賞2と多くの好成績を収めた。同クラブ代表兼コーチの金子航太さんは「1つの団体から優勝数6・入賞数2、そして通信陸上競技大会で優勝した1人を合わせた計7人が全国大会に出場という記録はオホーツク管内で初の快挙」と話す。

 「四種競技」で優勝、「100メートルハードル」で2位入賞した相馬可夏子さんは「全道大会では自分の納得がいく結果を出せなかったので、全国大会では2800点台を出して入賞したい」と振り返る。「四種競技」「110メートルハードル」で優勝した井田悠仁さんは「全国大会ではハードルの記録を0.34秒縮めて全国入賞したい」と意気込む。

 週1~3回、東陵公園陸上競技場(北見市東陵町)で活動している同団体。練習メニューは各自に任せており、コーチからの指導はアドバイスにとどめているという。金子さんは「自分が子どもの頃、親に勉強しなさいと言われて勉強するのがすごく嫌だったので、当団体では『子どもがしたくなる環境づくり』を心がけている」と話す。「子どもたちには『自分で考えた陸上』で成功を体験してもらいたい」とも。

 「今年のApplicationチームはキャプテンの大希を中心に、コツコツ真面目に練習してきた成果が花開いた」と金子さん。「今の取り組みを、陸上だけでなく『自分が好きなこと』に生かして『すごい人』になってもらえたら」と期待を寄せる。

 全国大会は8月22日、愛媛県松山市で開催。

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