北見美容協会青年部が6月14日、中ノ島のぞみ公園(北見市中ノ島町2)に設置されている遊具3台の塗り替え作業を行った。
同協会は北見市の美容室が任意で加盟する団体で、現在は約70店舗が加盟。業界の資質向上と親睦を目的としたイベントを開いているほか、社会福祉協議会へ古タオルを寄贈するなどの福祉活動も積極的に行っている。
塗り替え塗料には「北見らしい爽やかなカラーで他にない公園になれば」と、北見の特産品である和製ミント「ハッカ」をイメージしたホワイト・グリーン・ライトグリーンの3色を使用。作業には同協会メンバーに加え美容関係者有志が参加し、計26人が約5時間半かけて滑り台、ブランコ、ターザンロープを塗り替えた。
塗り替えを発案したのは美容室「Link hair」(山下町3)店主の藤田靖幸さん。昨年4月に青年部長に就任したことをきっかけに、美容業界、ひいては北見全体を盛り上げたいと考えるが、コロナ禍での活動に苦慮していた。そうした中でも「北見の子どもたちが『笑顔になれる』『未来につながる』活動ができたら」と考え青年部メンバーに企画を打診し、1年の準備期間を経て実現した。
「当協会での遊具塗り替えは今回が初の試み。公園遊具は市の公園緑地課が管理しているので担当者や町内会と何度も打ち合わせをしたり、塗装業者から専用塗料を仕入れたりと苦労も多かった」と藤田さん。「それでも色あせていた遊具がきれいに仕上がっていく様子を見て、企画して良かったと思った。この活動で子どもたちが笑顔になってくれたら」と笑顔を見せる。
遊具の塗り替えに参加した「ザッツヘアークリエート」(端野町三区)の田中圭輔さんは「美容協会の一員として地域貢献できてうれしい。この公園でたくさんの子どもたちに遊んでもらえたら」と話す。
市の方針により、今後7年間は塗り替えを行わない予定。