ところ常南ビーチ(北見市常呂町常呂)と常呂町公民館(同)で12月23日と1月17日、「ドラゴンアイス撮影とキャンドル作り体験」のワークショップが開かれる。主催は北見市観光協会常呂支部。
「龍氷(ドラゴンアイス)」は、常呂川から流れ出て浜に漂着した氷の名称。公募により2023年12月7日に決まった。常呂川を流れてきた氷が海岸に打ち上げられる様子を、龍が氷をくわえて運び上げる姿になぞらえて命名している。「龍氷」の漢字はオホーツク海に接岸する「流氷」と、ワッカ原生花園の「龍宮街道」にかけている。
川氷が浜に流れ着いた時の厚さは約20センチ、幅1メートルほど。その後、オホーツク海の波にもまれ、1センチ~30センチ程度の丸みを帯びた形に変わる。例年、ところ常南ビーチには、数千から数万個の氷が漂着している。
ワークショップは2部制で行う。前半は写真店「カメラのタカハシ」店主の高橋尚己さんと海岸でドラゴンアイスを撮影。その後、元・北見市常呂総合支所の地域おこし協力隊員でキャンドル作家の吉本隼さんと「ドラゴンアイスキャンドル」作り体験を行う。
事務局員の佐藤照彦さんは「現在はスマートフォンでも手軽にすてきな写真を撮ることができるので、写真愛好家をはじめ、多くの皆さまに参加いただけたら」と呼びかける。「川から流れ出た氷が、オホーツク海の波にもまれ、2つとない氷の芸術が生まれる。自然の芸術を見ていただき、常呂の冬を楽しんでもらえたら」とも。
「十勝管内豊頃町では、大津海岸に打ち上げられた氷『ジュエリーアイス』を目当てに、多くの観光客が町を訪れている」と佐藤さん。「常呂町は国指定史跡常呂遺跡、カーリング施設、ワッカ原生花園など、見どころ満載の町。ドラゴンアイスを新たな地域の魅力としてアピールすることで、たくさんの人に来ていただけたら」と話す。
開催時間は10時~12時15分。各回先着10人。料金は3,000円(キャンドル体験料)。予約はインスタグラムと電話で受け付ける。