イオン北見店（北見市北進町1）1階正面入り口前に10月14日、カーリングをイメージしたラッピングポスト「カーリングポスト」が登場した。

　このポストはオホーツク総合振興局が推進する地域の魅力発信・地域活性化を目的としたイメージ発信事業「オホーツクール」と北見郵便局とのコラボ企画で、今回の設置は管内3基目。1基目は平昌冬季オリンピックで銅メダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」と「カーリングのまち」である北見をアピールする目的で2018（平成）年11月、JR北見駅前に設置。2基目は今年1月、常呂郵便局前に設置した。

　今回のデザインは今年創立100周年を迎えた北見北斗高校の美術部4人が担当。両側面にはカーリングアイテムのブラシやストーン、同市の特産品である玉ネギ・薄荷（はっか）・菊、観光名物の流氷など「北見らしい」イラストをデザインした。

　ポストの後ろに設置された壁面イラストを手がけたのも同部員。北海道を連想させるキツネと同市の特産品である玉ネギ・ジャガイモを中心に、「山下通りの街灯」「北見赤十字病院前のイルミネーション」「北見北斗高校近くの電線で休む多くのカラス」「北見焼き肉」などの風景を1枚のイラストに描く。

　「どのようなデザインにすれば北見を分かりやすく伝えることができるか試行錯誤しながら制作した」と話すのは、ポストのデザインとまとめ役を担当した2年生の米倉暖乃さん。壁面イラストを担当した3年生の橋本創詩さんは「イラストは全てデジタルで制作した。制作期間は1カ月。動物や特産品だけでなく『市民になじみ深い場所』を描いた」と話す。

　同日行われた除幕式では、前谷政仁北見郵便局長、来賓者代表としてオホーツク総合振興局長の中島和彦さん、北見市で活動する男子カーリングチーム「KiT CURLING CLUB（キットカーリングクラブ）」の平田洸介さん、北斗高校美術部の米倉暖乃さんがあいさつした後、ポストと壁面イラストをお披露目。北斗高校の生徒4人が用意した絵手紙を投函した。

　「このポストは美術部の皆さんの若い感性を生かして、地域の特徴をよく捉えたすてきなポストに仕上がっている」と中島さん。「ロコ・ソラーレのますますの活躍と相まってオホーツク管内の知名度向上に一役買ってもらえると大いに期待している」と話す。