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「ロコ・ソラーレ」鈴木夕湖選手に2度目の「北見工業大学栄誉賞」

鈴木聡一郎学長(左)と鈴木夕湖選手

鈴木聡一郎学長(左)と鈴木夕湖選手

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 北見工業大学(北見市公園町)で7月20日、北京オリンピック競技大会で銀メダルを獲得したカーリング女子「ロコ・ソラーレ」の鈴木夕湖選手に「北見工業大学栄誉賞」が授与された。

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 「特に顕著な功績により社会に明るい希望と活力を与え、北見工業大学の名声を高めた人に対し、栄誉をたたえる」ことを目的に贈る同賞。鈴木選手は2018(平成30)年3月、平昌オリンピック女子カーリング団体戦で同メダルを獲得した際に初受賞者として同賞を贈られており、今回は4年ぶり2回目の受賞。

 同大卒業生である鈴木選手。在学中は工学部バイオ環境科学科食品研究室でシイタケに関する研究を行いながら、「ロコ・ソラーレ」メンバーとしてカーリングの練習に励んだという。「カーリングは失敗や負けから得られることがたくさんあるが、これは在学中に実験・研究でトライアンドエラーを繰り返したことから得られた教訓」と話す。

 オリンピックに関する報告として、「私たちらしい試合で決勝まで進むことができた。最後は銀メダルとなり悔しい試合となったが、帰国してたくさんの方に『悲しいニュースの多い情勢の中、ロコの試合を見て元気になった』と声を掛けていただき、銀メダルを獲得できて良かったという思いに変わった」と鈴木選手。同大については、「学生時代から私のカーリング活動を理解してサポートしてもらった。本当に感謝している」と話す。

 鈴木聡一郎学長は「本学卒業生である鈴木さんの銀メダル獲得を誇りに思う。ロコ・ソラーレは地域から愛され、そして地域の元気の源になっている存在。今後も本学が活躍を支える立場として一助になれたら」とあいさつ。

 鈴木選手は在学生に対して、「私は学生時代に研究していたこととは違う道に進んだが、それでも良いと思う。自分の本当にやりたいことが何なのか考え、今の自分がやるべきことを頑張ってほしい」とエールを送った。

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