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北見藤高で財政教育の特別授業 日本の将来考え予算編成シミュレーション

1億円の見本を手にする栗田駿之介さん

1億円の見本を手にする栗田駿之介さん

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 北見藤高校(北見市三楽町)で5月16日、財政教育プログラムの特別授業が行われた。主催は財務省北海道財務局北見出張所と同校。

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 国の財政に広く興味を持ってもらい、自分や将来世代のために「自分事」として考えてもらうために企画された同プログラム。授業には藤キャリアフロンティアコースの3年生33人が参加し、授業時間2コマを使って、講義・個人ワーク・グループワークを行った。

 講義では無料で提供されている公共サービスにかかる実際の料金や財源となる税金について紹介した後、日本の歳出・歳入の内訳や少子高齢化によって社会保障費が増加している現状を解説。

 個人ワークでは「日本の将来をどのようにしたら良いか」をテーマに、「自分の目指す将来の日本」を設定し、各自が目標達成のために歳出バランスを考案。続いて行われたグループワークでは「未来の子どもたちのために頑張ろう」「少子高齢化問題解決のための環境作り」「世代を問わず優しい社会」などグループごとに予算案のテーマを設定し、PCを用いて予算編成シミュレーションを行った。

 授業に参加した栗田駿之介さんは「出産費用が捻出できないことを理由に子どもをつくることをためらっている人や税金のせいで働く意欲が湧かない人が少なくなればと思い、個人ワークのテーマを『生きづらさのない日本』に設定した」と話す。「予算編成は安易にどこかを減らすと釣り合いが取れなくなり難しいと感じた。税金は自分たち高校生にも当てはまる『自分事』なので、18歳になったら今日学んだことをよく考えて選挙の投票をしたい」とも。

 「当校でこのプログラムを行うのは3回目」と話すのは授業を担当した同校教諭の西正峰さん。「他人事と考えがちな財務を自分事として考えられる高校生になってほしい。全てのことが世界とつながった自分事で、自分の活動や活躍が影響力を持っていることを意識してもらえたら」と期待を寄せる。

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