プロサッカークラブ「北海道コンサドーレ札幌」を運営する「コンサドーレ」、サッカー・女子サッカー・カーリング・バドミントンチームを運営する総合型地域スポーツクラブ「コンサドーレ北海道スポーツクラブ」と北見市が8月23日、包括連携協定を結んだ。同社が北海道内の自治体と協定を結ぶのは18例目、オホーツク管内では紋別市に続いて2例目。
地域の一層の活性化と市民サービス向上のために締結した同協定。「スポーツ振興やスポーツツーリズムに関すること」「市民の健康増進に関すること」「子どもの育成、教育に関すること」など7項目について協働で取り組む。
北見市役所で行われた締結式には、コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテンの河合竜二さんとコンサドーレスポーツクラブ代表理事の岩崎亮輔さんが出席。協定書の取り交わしの後、協定締結を記念してコンサドーレからオリジナルユニホームとスタイ(よだれかけ)が贈られた。スタイは11月から乳児家庭全戸訪問を通じて対象家庭へ配布する。
辻直孝北見市長は「北見の街が元気になるように、そしてその主役である子どもたちが元気に成長できるよう頑張っているので、力強い支援を頂けたら」と期待を込める。「昨年11月、北海道コンサドーレ札幌の選手にお越しいただいた大正小学校での交流は子どもたちにとって忘れられない出来事になったと思う。今回の締結を通じて地域を元気に、街の将来に向けて良い形で互いの事業が展開されることを切に願っている」とも。
河合さんは「コンサドーレとしてサッカー、女子サッカー、バドミントン、カーリングなどのオールスポーツで北見市の発展のために活動していきたい」と話す。岩崎さんは「当チームは『北海道とともに、世界へ』をスローガンに活動している。サッカーだけでなく、さまざまなスポーツで北海道を豊かにしていくのが我々の役目だと思っているので、一つ一つ積み重ねながら北見市と一緒に頑張っていきたい」と意気込みを見せた。