北見市内の美容室が任意で加盟する「北見美容協会」の青年部有志が9月13日、北光小学校近くの広明町あおぞら第2公園(北見市広明町)の遊具3台とあずまや1軒の塗装をボランティアで行った。
「北見の子どもたちが『笑顔になれる』『未来につながる』活動ができたら」と昨年から取り組んでいる同活動。2回目の今回は青年部、青年部OB、一般ボランティア、オホーツク北見学生連合の計10人が塗り替え作業に参加して、ミントカラーのペンキで老朽化した塗装を一新した。
今回は塗装費用の一部を美容協会加盟店から協力金として集金した。青年部部長で美容室「Link hair」(山下町3)店主の藤田靖幸さんは「当活動が『自分事』になればと思い、店舗を回って活動の経緯や協力を依頼した」と話す。「今年も塗装を完遂できたのは活動に参加してくれたメンバーはもちろん、協力いただいた皆さんのおかげ」と振り返る。
塗り替えに参加した「SWRD HAIRMAKES(スワードヘアメイクス)」(光西町)店主の小中秀信さんは「前回に続いて2回目の参加。自分が部長だった3期前にはなかった新しい取り組みなので、できることから少しずつ続けてほしい」と話し、ボランティアで参加した「GREEN CAFE(グリーンカフェ)」(北斗町2)の古賀喜美代さんは「成人してからボランティアをする機会がなくなったなと思っていたときに、昨年参加した当店店長の話を聞いて参加を決めた。楽しく社会貢献ができたので、来年以降も個人・店として協力していきたい」と話す。
今回が初参加のオホーツク北見学生連合の高校生スタッフ稲本葵さんは「気温が高くて暑かったが、遊具を塗装する貴重な体験ができて楽しかった。活動に参加したことで公園遊具への愛着が湧いたので、きれいになった遊具を大切にしながら遊んでもらえたらうれしい」と笑顔を見せる。
「昨年の活動をSNSで発信したところ、たくさんの方から『公園がきれいになってよかった』『遊びやすくなってうれしい』という反響を頂けた」と藤田さん。「今後も継続的に活動して北見らしいミントカラーの公園を増やしていきたい」と意気込む。