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北見で職業体験イベント 小学生100人が10種の職業経験

パティシエ体験をする参加者

パティシエ体験をする参加者

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 北見市内の小学生を対象とした職業体験イベント「今日からみんなフレッシュマン! ~仕事から得られる価値を知ろう~」が8月6日、西地区公民館(北見市西富町1)で開かれた。主催は北見青年会議所・青少年育成委員会。

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 「子どもたちが社会の仕組みを知り、将来の視野を広げてもらう機会になれば」と企画した同イベント。当日は市内の3~6年生の小学生約100人が会場敷地内で職業体験を行った。

 体験できる職業はマネキンのヘアカットを行う「美容師」や消火器の扱い方を学べる「消防士」、動画を撮影して編集作業を行う「動画配信者」、本物のショベルカーの操縦を体験できる「土木建築士」など10種類を用意。参加者は希望した職業を40分体験した後、「転職職業体験」としてくじ引きで決まった別の職業を40分体験した。

 職業体験後には、イベント中に使える「フレッシュコイン」を配布。参加者は専用ブースで駄菓子や文房具の買い物を楽しんだ。

 保育士を体験した4年の平田寧々さんは「人形にミルクを飲ませて、『飲んでね』と声をかけるのが楽しかった」と話す。飲食店を体験した6年の柴田隼杜さんは「料理を作る工程や、声をかけて出すのが楽しかった」と話し、3年生の阿部一華さんは「実際に作ったり食べたりしたことや、もらったコインでの買い物が楽しかった」と笑顔を見せた。

 当日は「オホーツク北見学生連合」の高校生がスタッフとして参加した。同連合メンバーの菅原千宙さんは「準備は大変だったが、その分イベントをやり遂げた達成感はひとしお」と話し、松村夏希さんは「小学生の笑顔を見ることができて良かった。自分自身も将来の選択肢が広がった」と振り返る。

 同会議所青少年育成委員会委員長の藤田靖幸さんは企画の経緯について、「キッザニアのようないろいろな職業体験ができる場所が北見にもあればと思い発案した」と話す。「事前アンケートで小学生のなりたい職業を調査し、『警察官』『パティシエ』などのほか、『動画配信者』のような普段のインターンでは体験できない職業も用意した。当イベントが自分の興味や才能を発見し、将来の進路選択につながる機会になれば」と期待を込める。

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