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北見中央図書館で「図書館まつり」 古本市は2万冊超出品

出品する古本を整理する様子 (写真提供=図書館まつり実行委員会)

出品する古本を整理する様子 (写真提供=図書館まつり実行委員会)

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 北見市立中央図書館(北見市泉町1)と隣接する中央プロムナードで9月24日、「第27回図書館まつり」が開かれる。

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 1996(平成8)年から開催されている同イベント。市民が不要になった本を破棄していることを知った当時の館長・田丸誠さんが「市民が古本を譲渡する機会に、そして子どもたちが楽しめるイベントになれば」と考えたのがきっかけで始まり、好評を得て恒例イベントになった。過去3年はコロナ禍で中止になっていたが、今年は4年ぶりに開催する。

 会場は中央プロムナード、図書館内、図書館中庭の3カ所。中央プロムナードでは同館に寄贈された漫画・新書・文庫本・小説・実用書など2万冊以上の古本を販売する「古本市」を中心に、個人が出店するフリーマーケット「ひと箱古本市」、北見市で音楽と農業を営む「音農家 」・遠藤まさと家さんのライブコンサートなどを行う。

 図書館内ではブックスタンドやリーディングトラッカーを作る「手作り体験コーナー」、ページの破れや破損を修理する「思い出の本修理体験」、絵本の読み聞かせ、録音図書視聴体験、対面朗読などを用意するほか、訓子府町出身で作家・俳人・コラムニストとして活動するせきしろさんが講演を行う。

 館内1階には「北見の作家応援コーナー」を設置。漫画家の伊科田海さん、柴田ヨクサルさん、田川とまたさん、たなかかなこさん、絵本作家の長谷川知子さんの著書や掲載誌を展示するほか、声優の土田玲央さん、音農家の遠藤まさと家さんなどを紹介する。

 中庭の縁日コーナーでは「ヨーヨー釣り」(50円)、「スーパーボールすくい」(100円)を行うほか、焼き鳥を販売。パフォーマーによる「バルーンアートショー」も予定する。

 実行委員長の服部牧子さんは「今年の古本市では過去4年分の寄贈図書を10円~500円程度で販売する。『古本は捨てずに図書館へ寄贈する』という意識が広まってきたおかげで膨大な量の古本が集まっているので、たくさんの方に楽しんでいただけたらうれしい」と参加を呼びかける。「ボランティアスタッフも随時募集しているので、本好きな方は一緒に活動してもらえたら」とも。

 開催時間は10時~15時。マイバッグの持参と公共交通機関の利用を呼びかける。

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