支え合いのまちづくり講演会「住み慣れた地域で安心していきいきと!」が10月29日、サンライフ北見(北見市東三輪5)で開かれる。主催は北見市。
住民主体の地域づくりに力を入れている同市。昨年、厚労省の「地域づくり加速化事業」に採択されたことをきっかけに「高齢者・認知症・障がいを持つ方などが住み慣れた自宅で暮らし続けていくために、『地域住民ができる支え合いの活動』があることを広く一般の人に知ってもらう機会になれば」と同講演を企画した。
当日は全国コミュニティライフサポートセンター参事の橋本泰典さんが「地域のつながりとは?」「10年後、20年後も安心して暮らしていくためには」など地域コミュニティーのあり方や地域との関わり方について、2時間にわたり講演を行う。
同市市民活動課まちづくり係長の田中祐美さんは「支え合いの活動は難しいものではなく、皆さまが日常的に行っている活動も多々ある」と話す。「お隣さん最近見かけないな、新聞がたまっているな、といった気にかけるが支え合いの第一歩。新たに何か活動を始めるのではなく、今行っているちょっとした声かけや近所の住民とのつながりを大切にしていただけたら」とも。
介護福祉課地域支援係長の加納由委奈さんは「講演会をきっかけに、何となく気になってはいるが何をしていいか分からなかった方や今まで関心がなかった方が地域コミュニティーに加わり、住民主体のまちづくり意識が広がっていけば」と期待を込める。
開催時間は13時30分~15時30分。参加無料。申し込みは専用フォームと電話・ファクスで受け付ける。