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北見に「幼稚園カフェ」 旧校舎教室を憩いの場に、子ども食堂も

店主の東海林明美さん

店主の東海林明美さん

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 認定こども園「北見北光幼稚園」(北見市川沿町)の旧園舎・東棟に「幼稚園カフェ」がオープンして、2月14日で3カ月がたった。

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 昨年11月14日、年長クラスの教室を改装してオープンした同店。棚やおもちゃなど幼稚園の要素を残した店内に20席を用意する。

 調理・接客を担うのは店主の東海林明美さん。北見市出身。昨年、同園旧校舎で地域共生サロン「つなぐ」や子ども食堂「Akemiごはん」を始めたことがきっかけで店長として同店開業に携わり、今月からは店主として店を切り盛りしている。

 看板メニューは「日替わり」「からあげ」「ハンバーグ」の3種類から1品を選べる「腸活ランチバイキング」(780円)。総菜に塩・こうじ・米を3:5:8の比率で混ぜ合わせたこうじ食品「三五八(さごはち)」を使っているのが特徴。東海林さんは「三五八を使うと肉が柔らかくなり、塩を使うよりまろやかな味わいに仕上がる」と話す。

 ドリンクメニューはひきたての豆を手いれで提供するホットコーヒーやカフェオレ、チャイなど(以上300円)。

 総菜は量り売りでテイクアウト販売も行う。「自分が仕事と子育てを両立する中で、『添加物を極力使っていない総菜を買える場所があれば』と思ったことがテイクアウトを始めたきっかけ」と東海林さん。「『心も体も健康に』をコンセプトにしているので、子育て中のお母さんや外出をためらいがちな高齢者が気軽に来店できる癒やしの場所になれれば」とも。

 これまで旧校舎の別室で行っていた地域共生サロンや子ども食堂も、同店オープンを機に会場を店内に変更したという。東海林さんは「当店が子どもや高齢者の孤食を減らし、一人で悩んだり不安を抱えたりしているお母さんが地域とつながるきっかけになれば」と話す。

 営業時間は11時~18時。

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