「支え合いのまちづくり活動発表会」が9月21日、北見芸術文化ホール(北見市泉町1)で開かれる。主催は北見市。
住民主体の地域づくりに力を入れている同市。厚労省の「地域づくり加速化事業」に採択されたことをきっかけに「高齢者・認知症・障害を持つ人などが住み慣れた自宅で暮らし続けていくために、『地域住民ができる支え合いの活動』があることを広く一般の人に知ってもらう機会になれば」と市が企画した。
当日は、「もみじ町内会」「上ところさくら会」「春光クラブ」「咲顔(えがお)の会」が、それぞれの地域での具体的な取り組みを発表。その上で、全国コミュニティライフサポートセンターの橋本泰典さんとのディスカッションを交え、地域活動の重要性について総括する。
もみじ町内会会長の吉川正彦さんは「町内会活動の課題に対し、役員でアイデアを出し合い、昨年から実行している。楽しみながら進め、これを通じて町内会の活性化を図れれば」と話し、上ところさくら会会長の中島邦夫さんは「いろいろと活動しているが、足りないことがあれば全て学びに変えたい」と意欲を見せる。
同市介護福祉課地域支援係主任の佐藤成一郎さんは「今まで活動してきたことを100%継続するのは難しいので、今から地域にとって本当に必要なことを考え、限られた資源で何を優先すべきか見極める必要がある。行政と地域が共に考える機会を作り、今後も取り組みを続けたい」と話す。
開催時間は13時30分~15時30分。参加無料。