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北見工大生が「北見ランチマップ」作成 駅前商店街周辺の18店掲載

プロジェクトメンバーと升井洋志教授

プロジェクトメンバーと升井洋志教授

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 北見工業大学(北見市公園町)の学生が7月26日、北見駅周辺のランチマップを発行した。

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 同マップには、北見駅から半径約500メートル以内でランチ営業を行っている飲食店18店を掲載。ご当地グルメとして知られる「北見塩焼きそば」を提供する「ホテル黒部」や中華料理「瀋陽飯店」のほか、甘味処「やさしい時間」などの店舗情報をマップ上に集約して紹介する。

 マップを企画したのは、「観光マネジメント工学」を受講する学生5人。地域に貢献する観光マネジメントをアクティブラーニングで学んでおり、講義の一環で「北見で腹が減りました ランチどうする? マップ」プロジェクトチームを発足した。

 企画のきっかけについて、プロジェクトメンバーの佐藤匠さんは「にぎわいの少ない昼の北見駅周辺を盛り上げたいと思った」と話す。「北見には2019年に市が作成したランチマップがあるが、現在は閉店・移転している店も多く、情報が最新ではなかったのでテーマをランチマップに決めた。用事がないと訪れることの少ない駅前商店街に『ランチ』という用事をつくることで、活気あるまちづくりにつながれば」と利用を呼びかける。

 同チームでは、事前調査として掲載店にアンケートを設置した。「1カ月という短い期間だったが35人に回答いただき、『食べたメニュー』『どこから来たか』などの調査結果が得られた」と佐藤さん。「残念ながら今回のマップにはアンケート結果を生かすことができなかったが、またマップを作成する機会があれば、次回はアンケート期間を長くするなど工夫して結果を反映させたい」とも。

 講義を担当する同大の升井洋志教授は「講義が始まって5年ほどたつが、回数を重ねる度に面白いテーマが出るようになってきた」と話す。「今後もそれぞれのプロジェクトを伸ばしていってもらえたら」と期待を寄せる。

 仕様はA3版。無料。今後は掲載店に設置する予定。

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