北見のコワーキングスペース「KITAMI BASE」(北見市北2条西2)で2月18日、「カーリング座談会in北見~カーリングと共に築くキャリア~」が行われた。主催はアイエンター。
当日、会場には約20人集まったほか、オンラインでも配信した。
第1部は日本カーリング選手権大会2023の準優勝チーム「北見協会」キャプテンの平田洸介さんと、車いすカーリング日本代表の坂田谷隆さんがデュアルキャリアについて話し合った。
デュアルキャリアは競技を続けながら会社員として勤務し、現役中から将来を見据えた準備をすること。平田さんは「アスリートを理解している企業が増えている。日本選手権や海外の舞台にチャレンジできることがありがたい」と話し、坂田谷さんは「動きやすいスタイルで働かせてもらっている。勤務先も応援してくれることがうれしい」と話した。
「デュアルキャリアの悩み、苦悩は?」の質問に、平田さんは「始めた当時は仕事と競技の切り替えが難しかった。今はカーリングシューズを履いたり、PCを開いたりしたら切り替えるようにしている」と答えた。
第2部は北見市地域おこし協力隊の上地雄大さんも加わり、北見のカーリングに普及について話し合った。上地さんは沖縄県出身で、大学卒業後にスポーツトレーナー兼柔道整復師として北見に移住。小学4~6年生を対象にしたカーリング体験会や教室を開くほか、カーリングの魅力を広く発信するためのフリーペーパー「めんそ~れ~」を発行している。
「子どもたちにカーリングを教えるにあたり大変なことは?」の質問に、上地さんは「カーリングを楽しんでもらう。カーリングをやってて良かったという指導をしている」と話した。